法定1年点検
法定1年点検は、安全の確保・公害の防止のために、法令で定められた有料の定期点検整備です。
おクルマの良好なコンディションを保つためには、こまめな「定期点検」が大切です。
おクルマの使用状況、さまざまなリクエストに応じて、整備のプロフェッショナルが的確に整備いたします。
法定1年点検の内容
エンジンルーム点検
-
パワーステアリングベルトの緩み、損傷
パワーステアリングベルトの緩み、損傷
機能/役割 発電機、エアコン、パワーステアリング、エンジン冷却水を循環させるポンプなどの装置は、エンジンの駆動力を利用しています。この駆動力を、各部へ伝達するのがVベルトです。 交換の目安 エンジン始動時、雨天時や水溜り走行時などにエンジンルームから異音がするときは、点検を行い、必要に応じて交換しましょう。 交換しないとどうなるか ベルトが滑ったり、切れたりすると、それらの装置が働かなくなり、最悪の場合走行できなくなります。 - 点火時期
- ディストリビューターのキャップの状態
-
エンジンオイルの汚れ、量
エンジンオイルの汚れ、量
機能/役割 エンジン性能を維持するために、エンジン内部で金属部品の磨耗を防ぐ働きをするのがエンジンオイルです。 交換の目安 軽自動車は、5,000~10,000km、小型・普通車は10,000~15,000km走行ごとの交換をおすすめします。また、走行距離が少ない場合も3ヶ月~6ヶ月ごとの交換をおすすめします。
※車輪、エンジン、使用状況により、交換時期は異なります。交換しないとどうなるか 長期間オイル交換をしないまま乗り続けると、燃費やエンジンの調子が悪くなり、最悪の場合エンジンが壊れることがあります。 - エアクリーナーエレメントの汚れ、詰まり、損傷 *1
- 冷却水の漏れ
- スパークプラグの状態 *1
-
燃料漏れ *2
燃料漏れ *2
機能/役割 燃料の通路として、フューエルタンクとエンジンをつなぐホースがフューエルホースです。 交換の目安 劣化、亀裂が無いか、定期的に点検し、不具合があった場合には交換しましょう。 交換しないとどうなるか フューエルホースに劣化、亀裂があると、燃料漏れが発生し、最悪の場合は車両火災を起こす恐れがあります。 -
バッテリーのターミナル部の緩み、腐食
バッテリーのターミナル部の緩み、腐食
機能/役割 発電機で作られた電気を貯えて、各部品へ電気を送るのがバッテリーです。 交換の目安 2~3年ごとに交換しましょう。また、エンジンのかかりが悪くなったり、ライトが暗くなったりしたときも交換の目安です。 交換しないとどうなるか 長期間交換しないとエンジンのかかりが悪くなったり、かからなくなったりします。また、バッテリー液が不足した状態で使用を続けると、バッテリーが破裂する恐れがあります。 - 排気ガスの色、CO、HCの濃度
-
ファンベルトの緩み、損傷
ファンベルトの緩み、損傷
機能/役割 発電機、エアコン、パワーステアリング、エンジン冷却水を循環させるポンプなどの装置は、エンジンの駆動力を利用しています。この駆動力を、各部へ伝達するのがVベルトです。 交換の目安 エンジン始動時、雨天時や水溜り走行時などにエンジンルームから異音がするときは、点検を行い、必要に応じて交換しましょう。 交換しないとどうなるか ベルトが滑ったり、切れたりすると、それらの装置が働かなくなり、最悪の場合走行できなくなります。
室内点検
- ブレーキペダルの遊び、踏み込んだ時の床板とのすき間
- クラッチペダルの遊び、切れた時の床板とのすき間
- パーキングブレーキの効き具合
- パーキングブレーキレバー(ペダル)の引きしろ(踏みしろ)
- ブレーキの効き具合
足回り点検
- ブレーキマスターシリンダーの液漏れ
- ホイールのボルト、ナットの緩み *1
- ブレーキドラムの摩耗、損傷 *2
- ブレーキディスクとパッドのすき間 *1
- ブレーキパッドの摩耗 *1
- タイヤの空気圧、タイヤの亀裂、損傷 *1
- サスペンションの取付部、連結部の緩み、がた、損傷 *2
- ブレーキホイールシリンダーの液漏れ
- ブレーキドラムとライニングのすき間 *1
- ブレーキシューの摺動部分、ライニングの消耗 *1
- ブレーキディスクの摩耗、損傷 *2
-
タイヤの溝の深さ、異常摩耗、スペアタイヤの空気圧 *1
タイヤの溝の深さ、異常摩耗、スペアタイヤの空気圧
機能/役割 車が「走る」、「曲がる」、「止まる」ために、路面にその力を伝えるのがタイヤです。 交換の目安 タイヤローテーションは、走行5,000kmごとに行いましょう。また、定期的に点検を行い、交換時期は「スリップサイン」を目安にし、溝が深い場合でも、亀裂や損傷がある場合は、新品に交換しましょう。 交換しないとどうなるか 溝が浅いタイヤは、止まる距離が長くなるのはもちろん、雨の日、特に高速走行でハンドル操作がきかなくなる恐れがあります。また、タイヤの空気圧不足は、乗り心地と燃費を悪くするだけでなく、タイヤが走行中に破裂する場合があり、非常に危険です。 - ホイールのボルト、ナットの緩み *1
- サスペンション各部の損傷 *2
下回り点検
-
ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態 *2
ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷、取付状態
機能/役割 ブレーキペダルと車輪にあるブレーキをつなぐホースがブレーキホースです。 交換の目安 商用車は4年ごと、乗用車で悪路走行や登降坂路などの激しい使われ方が多い場合は、車検2回ごとに交換しましょう。また、定期的に点検を行い不具合があれば交換しましょう。 交換しないとどうなるか ブレーキホースは、タイヤの近くに付いているため、石などが当たることが多く、また、ハンドル操作や路面の状態により伸び縮みするため、傷や割れがあるとその進行が早くなります。もし、ホースが損傷してブレーキ液が漏れると、ブレーキが効かなくなり非常に危険です。 - プロペラシャフト、ドライブシャフトの連結部の緩み *1
-
ディファレンシャルのオイルの漏れ、量 *1
ディファレンシャルのオイルの漏れ、量
機能/役割 ディファレンシャルは、車がカーブを曲がるとき、スムーズに走るための装置です。この装置の金属部品の磨耗を防ぐ働きをするのがディファレンシャルオイルです。 交換の目安 40,000km走行ごとに交換しましょう。ただし、悪路走行や登降坂路などの激しい使い方が多い場合は、20,000km走行ごとに交換しましょう。 交換しないとどうなるか 性能が低下すると走行中に異音がして、最悪の場合は部品が破損します。 - ロッド、アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷 *2
- エキゾーストパイプ、マフラーの取付けの緩み、損傷、腐食 *1
-
トランスミッション、トランスファーオイルの漏れ、量 *1
トランスミッション、トランスファーオイルの漏れ、量
機能/役割 MT(マニュアル・トランスミッション)とトランスファの金属部品の磨耗を防ぐ働きをするのがMTオイル及びトランスファオイルです。 交換の目安 40,000km走行ごとに交換しましょう。ただし、悪路走行や登降坂路などの激しい使い方が多い場合は、20,000km走行ごとに交換しましょう。 交換しないとどうなるか 性能が低下すると走行中に異音がして、最悪の場合は部品が破損します。 - ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷 *2
- ステアリングギヤボックスの取付けの緩み *2
-
エンジンオイルの漏れ
エンジンオイルの漏れ
機能/役割 エンジン性能を維持するために、エンジン内部で金属部品の磨耗を防ぐ働きをするのがエンジンオイルです。 交換の目安 軽自動車は、5,000~10,000km、小型・普通車は10,000~15,000km走行ごとの交換をおすすめします。また、走行距離が少ない場合も3ヶ月~6ヶ月ごとの交換をおすすめします。
※車輪、エンジン、使用状況により、交換時期は異なります。交換しないとどうなるか 長期間オイル交換をしないまま乗り続けると、燃費やエンジンの調子が悪くなり、最悪の場合エンジンが壊れることがあります。 - 遮熱板の取付けの緩み、損傷、腐食 *1
*1:走行距離によって省略できる項目
*2:シビアコンディション点検項目/追加料金
12ヶ月法定点検
点検料金 (50分) |
|
---|---|
|
料金表とは別に、部品交換、調整などの追加整備が必要となる場合があります。
※工場の混雑状況や追加整備等があった場合は、上記作業時間を超える場合がございますので、ご了承ください。
※掲載しております価格は予告なく変更することがあります。